子どもが4歳くらいになると、会話もできるようになりますし、「自分で考えること」もできるようになってきます。
そのため、子どもが4歳くらいになったタイミングで、僕が子どもに教えたことを、お伝えします。
もちろん中には、「伝えてはいるけど、まだ全然理解できない…」というものもありましたよ。
でも、4歳くらいから、「このようなことを少しずつ伝えていった」ということを、良かったら参考にしてくださいね。
■ 「なぜ命が大切なのか」ということ
命の大切さは、4歳くらいから伝えました。
命が大切な理由は、「取り戻すことができなから」です。
生き物が死んだら、もう生き返らせることはできませんし、時間を戻すこと(元の状態に戻すこと)もできません。
だから、「車には気をつけること(駐車場で飛び出さない など)」は、本当に何度も伝えましたよ。
また、お餅の食べ方(よく噛んで食べる+もし喉につまったら手で取る)や、水の怖さ(お風呂やプールで溺れないこと)も伝えましたし、
階段には気をつけることや、火や山の怖さも伝えました。
なお、伝え方としては、「死んだらパパとママともう二度と会えなくなるんだよ。だから、絶対に死んじゃいけないから、車にはとにかく気をつけろ」という感じです。
「飛び出さない、交差点は特に気をつけろ、車の近くで遊ばない(駐車場など)」をただ伝えるだけでなく、
「死んだら、もう生き返ることができないから、気をつけること」という形で、気をつける理由も一緒に伝えていました。
命については、飼っていた犬が死んでしまったときに、子どもは身近なこと(死んだらもう会えなくなる)として、
理解できたように見えましたが、、、、特に、「車には気をつけること」は、何度も伝えていきました。
■ 自分の身は自分で守ること
自分の身は自分で守ることも、4歳くらいから伝えました。
「親がいつも守ってあげられるわけじゃないんだよ。だって一緒にいないときもあるでしょ?だから、自分の身は自分で守ること」という形ですね。
「エレベーターのドアに手を挟まれないようにすること」や、「歯ブラシをくわえて歩かない」など、危なっかしいことを見たときは、
その場では伝えますけど、結局は、子ども自身が頭を使って、危険を回避することが必要です。
親が、いつも子どもを見ていられるわけではありませんし、ほんの少し目を離したときに、事故に会うこともありますからね。
だから、子ども自身で考えながら生きてもらえるように、「自分の身は自分で守るように、考えること」を、子どもに伝えるようにしていました。
あとは、「何かあったらすぐに逃げること」も、伝えましたよ。
「火事のときはすぐに逃げること」、「変な人がいて 危ないと思ったら、すぐに逃げること」、
「海の近くにいて地震が起きたら、すぐに高いところに逃げること」などです。
子どもが、自分の身は自分で守るために、何かあったらすぐに逃げることは、生きていくために必要なことだと思います。
■ ルールを守ること
社会で生きていくためには、「ルールを守ること」が必要です。
特に、日本人は真面目でモラルがあるので、「ルールを守ること」は、日本では特に大切なことになります。
具体的に伝えていることは、「交通ルール」です。
「赤信号は止まること」や「歩くときは歩道を歩くこと」は、大切な交通ルールになりますし、「みんなルールを守って生きているんだよ」ということを伝えています。
ただ、子どもに「ルール」と言っても、少し難しかったみたいなので、言い方を変えて、「決まりごと」という形で伝えていました。
保育園で、地震があったときの「決まりごと」があるので、その決まりごとをちゃんと守るように伝えていましたし、
外から帰ったら手を洗うことも、大切な「決まりごと」ですよね。
小さいうちから、このような「決まりごと」を、しっかりと守ることを伝えました。
ただ、世の中には、「正解が分からないこともある」ということも、伝えていましたよ。
将来のことは誰にも分からないので、「正解が分からないものもあるから、その都度、頭を使って考えていくことが大切なんだよ」と伝えています。
■ 人気者になる方法
人気者になる方法は、「人ができないことができるようになること」です。
そこで、小さいころに最も発達する脳と神経の性能を良くするために、外に出て、たくさん遊ぶようにしていました。
ただ、4歳になると、言葉が分かるようになるので、「人気者になる方法」を、子どもに伝えましたよ。
「人ができないことができるようになると人気者になれるから、できることをどんどん増やしていこうね」という感じです。
子どもができたことを見つけてあげて、褒めてあげると、子どもから、「またできることが1つ増えた!」と言うようになります。
そして、「今までできなかったことが、できるようになることの楽しさ」が、子ども自身も分かるようになり、
「人にできないことができると、人気者になるし、たくさんの人が喜んでくれるんだよ。だから人生は楽しいんだよ」と、
子どもに伝えるようにしていました。
そのためには、いろいろなことにチャレンジすることが必要だし、何よりも、「頭を使って考えながら行うこと」が大切になるので、
「どうやったらうまくできると思う?」というような言葉は、親である僕も、口癖のように言っていた気がします。
■ 歯磨きをすること
大人になった僕が後悔していることの1つに、「歯磨きをしっかりとしなかった(虫歯が多かった)」ことがあります。
虫歯になり、歯を削ってしまうと、歯はもとに戻りませんし、痛みとお金と時間が無駄にかかります。
虫歯になることほど、無駄で得るものがなく、しかも取り返しがつかないこと(もとの状態に戻らない)は、他にはほとんどないと思います。
僕は、子どものときによく虫歯になっていたことを、とても後悔しているので、、、この経験を、子どもに伝えるようにしていました。
特に、僕の銀歯が取れたときに、歯に穴を空いているのを見せて、「こうなるから、歯はちゃんと磨いた方が良いよ」と伝えたら、それから歯磨きを進んでするようになりましたよ。
歯磨きというのは、毎日の積み重ねであり、一度悪くなったら(虫歯になって歯を削ったら)、元の状態に戻りません。
歯磨きは、「毎日の積み重ねが大切」ということと、「取り返しのつかないことをしない」という、
人生において大切なことを2つも学べるので、歯磨きをしっかりとすることも、本当によく伝えていました。
■ 楽しいことだけをやりすぎないこと
4歳になると、スマホを一人で上手に使いこなします。
Youtube のアプリをクリックして、Youtube を立ち上げて、自分で見たい動画を指で「シュシュ」っと選んで、見ています。
そして、Youtube の動画が楽しいらしく、放っておくと、ずーっと見ているのですよね。
ただ、「楽しいのは分かるけど、楽しいことだけをやりすぎないこと」ということは、伝えていました。
ゲームやYoutube が楽しいのは当然(なぜなら作っている人が、楽しんでもらうために作っているから)なのですが、
「自分のやるべきこと」をやっていくことが、大切だからです。
だから、楽しいことをやっても良いのですが、「やりすぎない」ということは、よく伝えていましたし、
やりすぎないように、短い時間で止めさせるようにしていました。
テレビゲームも、4歳になるとできるようになり、指を動かすということは神経の発達に良いため、
テレビゲームも子どもの成長につながる、1つの良いアイテムです。
また、テレビゲームをしながら、「どうやったら敵を倒せるか考えながらやるんだよ」という形で、
考えさせながらゲームをやらせることで、脳の発達にもつながります。
ただ、1つのことだけをやるのではなく、いろいろなことをやることが子どもにとっては大切ですし、
何よりも、自分のやるべきことをやることが大切なので、テレビゲームも短い時間だけ、やるようにしていましたよ。
「楽しいことだけをやりすぎないこと」を、小さいころに教えておかないと、子どもが大きくなったときに、
親の目が届かない隙にゲームをやり続けてしまうので、「やってもいいけど、やりすぎない」ということを、よく伝えていました。
今の時代は、スマホがあるので、「楽しいことだけをやりすぎないこと」を小さいころから教えることは、とても大切な子育てのポイントだと思います。
■ 子どもが疑問に思ったことはすべて教える
子どもは、分からないことがたくさんあります。
そのため、「これ何?」や「これどういう意味?」という形で、いろいろなことに疑問を持って、聞いてきます。
そのようなときは、難しいことであっても説明をするようにしていました。
たとえば、テレビでアニメなどを見ていると、「ご覧のスポンサーでお送りしました」と放送されるときがありますよね。
そして、子どもに「スポンサーって何?」と聞かれたときは、「テレビ番組を作るために、いろいろな会社がお金を出してくれるんだよ。
そのお金を出してくれる人たちのことを、スポンサーって言うんだよ」と答えました。
少し難しいことですが、子どもが理解できる・理解できないにかかわらず、子どもが疑問に思ったことには、すべて答えるようにしていましたよ。
ちなみに、「虹はどうしてできるの?」というように、僕も分からなかった質問に対しては、一緒に調べるようにしていました。
そして、「太陽の光が空気中の水滴で屈折されることで、光が分解されて七色になる」と分かったら、一応、それを伝えて、
ようするに、「雨が降ったあとに晴れると、虹ができることがあるよ!」と伝えていました。
僕がもっと、分かりやすく伝えることができれば良いのですが、、、もし、「そんなことは覚えなくて良い。まだ早い」と言ってしまうと、
子どもは疑問を持たなくなったり、学ぶ意欲がなくなってしまう可能性があります。
だから、子どもが疑問に思ったことは、たとえ難しいことだったとしても、親である僕も頑張って答えるようにしていました。