「運動ができる」というのは、自分の体を、自分の思いどおりに動かすことができることを言います。
たとえば、4歳くらいの子どもであれば、片足立ちができたり、「ケンケンパ」ができたり、でんぐり返しができたり、などですね。
筋力がない子供でも、自分の体を自分の思いどおりに動かすことができれば、片足立ちや、でんぐり返しはできるようになります。
そして、自分の体を、自分の思いどおりに動かすときに使う神経が、「運動神経」です。
そのため、この運動神経を良くすることが、運動ができる子どもに育てるためのポイントになります。
なお、「神経」は体中に網の目のように張り巡らされていて、分かりやすく例えるなら、神経は「道路」です。
道路が走りやすければ、それだけ速いスピードで車(情報)が行き交うことができますし、道路が広ければ、それだけ多くの車(情報)が通れますよね?
神経の性能が良ければ、多くの情報を、速く正確にやり取りすることができるようになるため、
自分の体も、人よりも速く正確に動かすことができるようになります。
だから、運動ができる子どもに育てるためには、「神経の性能を良くすること(運動神経を良くすること)」が重要ということです。